○国務大臣(西郷吉之助君) ただいまの亀田先生のお尋ねでございますが、「人事院勧告の趣旨にかんがみ」ということからいたしまして、勧告を完全に実施いたすことが理想的な姿でございますが、また、今日まで国会の御意思もございますし、われわれも何とか完全に実施をいたしたいという努力をいたしましたが、いろいろ完全実施のできなかった理由はあると思いますが、主として財源難から月がずれまして六月実施ということに今回なったのでございますが
○国務大臣(西郷吉之助君) 裁判官の報酬等に関する法律等の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案について、その趣旨を便宜一括して御説明いたします。 政府は、人事院勧告の趣旨にかんがみ、一般の政府職員の給与を改善する必要を認め、今国会に一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案及び特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案を提出いたしましたことは
○西郷国務大臣 お尋ねの司法権の独立ということは、言うまでもなくきわめて大事なことでございますので、今後とも私どもといたしましても、司法権の独立のために全力をあげてまいりたいと考えます。
○西郷国務大臣 ただいま田中委員より仰せのとおり、人事院の勧告は尊重しなければなりませんが、今回のは完全実施になっておりません。次回等からはすみやかに完全実施にいたしたいという強い熱意を持っております。
○西郷国務大臣 裁判官の報酬等に関する法律等の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案について、その趣旨を便宜一括して御説明いたします。 政府は、人事院勧告の趣旨にかんがみ、一般の政府職員の給与を改善する必要を認め、今国会に一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案及び特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案を提出いたしましたことは、御承知
○西郷国務大臣 先ほども申しましたとおり、恩赦の上申がございまして、審査会で審査をいたしまして、それが妥当と考えました場合に実行するわけでございまして、山本宏子の場合には個別恩赦でございます。
○西郷国務大臣 何か新聞に記事がありまして、その記事につきまして先生も非常に御心配になっておられると思いますが、それもあわせてお答えしたいと思いますけれども、前国会におきまして申し上げましたとおり、死刑確定者につきましても、他の犯罪者と同様に、あらゆる点を考慮いたしまして、恩赦を行なうことが相当と認められます場合には、所定の手続によりまして恩赦を行なうことは当然でございますが、御指摘の死刑確定者で恩赦
○西郷国務大臣 間違いございません。
○西郷国務大臣 ただいまの御質問にお答えいたしますが、御承知のとおり、費用がない人に対する救済措置として法律扶助協会というのがございますので、そういう点につきましてお話もございますので、だんだんこれを拡充する方向に検討を加えていきたいと思います。
○西郷国務大臣 御承知のとおりに、検察庁におきましては刑事事件を処理するにあたりまして、やはり最初に罪の軽重あるいは情状、さらにいまお話しの示談の成立の有無というような犯罪以後の状況を十分慎重に考慮いたしまして寛厳よろしきを得た取り扱いをいたしておると確信しております。いまお尋ねのように軽微な交通違反におきまして示談が成立いたしておりまする場合には十分その事実を尊重いたしまして、そういう際は大半刑事責任
○西郷国務大臣 お話しのとおりに、裁判の結果を見ましても、被害者の救済の実績が非常に悪いのでございますが、とりあえずやはり交通事犯の被害者の救済といたしましては、現行の保険並びに保障制度を十分拡充強化していくことが、さしあたり一番実効性があるのではないかと考えますけれども、ただいまお述べになりましたとおり、交通事犯による被害者が賠償請求をして裁判で勝った場合でも、加害者が資力がなかったり財産がなかったために
○西郷国務大臣 その際に出さぬということを明言したではないかというお話でございますが、私も法務省の最高責任者として、法務省でその当時この法案を練っておった最中であります。他人同士ではなく、私は最高責任者です。ですから、部下に私が命じて結論を出している最中に、同じ責任者が全然出しませんなんということを言えるものでもないと私は思います。責任者として法務省でそれを検討さしておったのを、命令したのは私でございます
○西郷国務大臣 お答え申し上げますが、出入国管理法案については、絶対に出さないと言ったではないかというお尋ねでございますが、当時からすでにもう着手しておりまして、まだ最終決定をしておらなかった段階だと思いますが、法案につきましては、与党も——私も党籍を持っておりますし、与党の意向というものを尊重してやらなければなりませんので、非常におくれましたけれども、御承知のような段階で、あれは何日でございましたか
○西郷国務大臣 私どもといたしましては、この入管法におきましても、人権の尊重ということには非常に慎重な配慮を配ってやっておると思いますが、あらためて御指摘もございますので、この法律が国会で御成立の上は、運用の面について十分慎重を期してまいりたいと考えております。
○国務大臣(西郷吉之助君) 私も現状のことはよく存じませんでしたが、いま委員長のお話を伺いまして、非常にそれは困ったことでもございますしいたしますので、さらに実情をよく把握いたしまして、善処せしめたいと考えております。
○国務大臣(西郷吉之助君) 先ほど矯正局長が御答弁いたしましたとおり、九月くらいには終了予定でございますので、私も、いま御指摘の近代的な要素を織り込んだ、また基本的人権を十分に尊重した監獄法の国会提案をできるだけ急いでまいりたい、さように考えております。
○国務大臣(西郷吉之助君) 御指摘のとおり、人権問題は非常に重要なものでございますが、やはり時期を失せず迅速、的確に事態をつかむことが必要でございます。いま局長の申しましたとおり、こういう点にかんがみまして、人員等も十分とは思いませんが、そういう点も万全の意を配りまして、今後とも人員等をできるだけふやし、予算もつけてまいりたい、かように考えます。
○西郷国務大臣 別にそういう意味ではないと思います。
○西郷国務大臣 再審特例法案の対象者は、全国で七名でございます。その現在地を地方別に申し上げますと、大阪府二名、福岡県三人、宮城県二名と相なっております。
○西郷国務大臣 およそ刑の確定者につきましては、刑政の本義にのっとり、寛厳よろしきを得た執行がなさるべきことは言をまたないところでございます。また、犯情、行状並びに犯罪後の状況等にかんがみまして、特に恩赦を行なうことが相当であると認められるものにつきましては、これを行なうべきこともまた当然でございます。 今般この再審特例法案が提案されましたことを契機といたしまして、この法案の対象となるもののような
○西郷国務大臣 私どもも、相手国に対しましていろいろ区別してものを考えるというような考えは全然持っておりませんし、いまお尋ねの中共貿易等も大いに促進していただきたいと考えています。
○西郷国務大臣 いかなる意図で書いたかよくわかりませんけれども、用いましたそういうことばは、まことに不謹慎きわまるものでございます。
○西郷国務大臣 いまのにちょっとお答えいたしますが、その人の本は、聞くところによりますと、法務省も全然タッチしてはおりませんで、個人的意見を書いたそうであります。
○西郷国務大臣 この問題は、先ほど来裁判所側からるる御説明になりましたが、学園紛争の結果そうなったわけで、裁判所も非常に若い者が気の毒だという気持ちからなさったと思うのですが、いまお尋ねの件は、他の行政官庁も大体その方針をとっておるようでございますから、これはやむを得ない措置と私も考えます。
○西郷国務大臣 大局から私の考えを申し上げますが、いまお尋ねのようなこと、私もさように存じます。しかし、何と申しましてもわれわれといたしましては受刑者の人権を十分に尊重いたし、収容中にりっぱな人間に更生していただきたい、そして社会に出てまた働いていただきたいということを期待いたしますので、前提といたしまして、受刑者の人権尊重ということが一番大事だと思います。しかし、いま仰せのとおり、多くの中にあるいは
○西郷国務大臣 ただいま弁護士さんのお書きになったその事実を拝聴しておりましたが、これは御承知のとおり、青森刑務所において弁護士さんが被疑者からそういう事実をお聞きになった、ただ被疑者が申したそのままの御報告と思いますが、われわれも、刑務所の看守その他につきましては、受刑者の人権を尊重して行き過ぎのないようにということは常にやかましく申しておるのでございますが、青森刑務所等は四百数十名を収容した刑務所
○国務大臣(西郷吉之助君) いろいろ収容者、多数おりますから、いま局長の答えましたように人権意識もだんだん向上してきたということも一つの原因でございましょうが、そのほかにも、多数の収容者のことでございますから、いろいろ内訳は種々雑多な理由に基づくのではないかと考えております。
○国務大臣(西郷吉之助君) もちろん、刑務所の中に入っていらっしゃる方々のみならず、法務省の最大の任務は、人権を尊重するということでありますから、そういう点に遺漏のないように常に注意させております。
○国務大臣(西郷吉之助君) 不幸にして法律を犯して刑務所に入っておられます方々に対しましては、第一に収容者の人権を尊重いたしまして、できるだけ期間内に社会に復帰なさる上に、りっぱな人柄になっていただきたい、そういう更生関係にも力を入れまして、そうして刑期を終えて社会に出られまして、りっぱに社会人として復帰をしていただきたいということを考えまして、そういう方針で大体やっておるわけであります。
○国務大臣(西郷吉之助君) お尋ねの権力介入の問題につきましては、ただいま文部大臣からもお答えがありましたが、今回の大学立法は、大学の自主的な紛争収拾に際して必要最小限度においてこれを助けるというのは、手段でありますから、学問研究の自由あるいは思想の自由はもとより、大学の自治を侵す権力の介入というようなことはあり得ないと考えます。 第二点の、学生処分の立法についてということでございますが、これは教育
○国務大臣(西郷吉之助君) 御指摘の問題は、御承知のとおり、具体的にとおっしゃいましても、早急に右から左に処理できる問題でなく、非常に大事であり、むずかしい問題でございますが、ことに法務局関係の定員外の職員等もございますが、これについても、今後も一そう定員の欠員等の場合に組み入れるような配慮をいたすとともに、全体についても、出入国管理のほうでも、矯正関係施設のほうでも、実際に十分とは言えないのでございますけれども
○国務大臣(西郷吉之助君) いろいろこちらも御答弁したとおり、いろいろやっておりますが、そういう御指摘の非常に病人が法務省多いというお話でございますが、これまでの健康管理は、何と申しましても大事でございますから、十分に配慮はしておるつもりでも、そういう結果がある以上は、今後ともいまの人員のわりに仕事が過重じゃないかという話でございますが、場所によってはそういうところもございますので、非常に苦労しておりますので
○国務大臣(西郷吉之助君) 法務省に限りませんが、公務員の健康保持ということは非常に大事でございますし、特にこの登記所の職員は仕事が非常に多忙でございますので、常に定期検査をいたしまして、健康の保持に配慮をいたしておる次第であります。
○国務大臣(西郷吉之助君) いまお話のとおりの実情でございまして、私も就任早々、一番忙しい法務局をたずねまして現状も見ましたが、御承知のとおり非常に仕事の数が激増しておりまするが、法務局の職員をなかなかふやすことができませんで、いま局長の説明いたしましたように、過去十年ぐらいそういう定員外の賃金職員がおりまするが、御承知のとおりの実情でございまして、今回も四百十九名はふやしましたけれども、五%削減の
○国務大臣(西郷吉之助君) ただいま機構改革の問題につきまして、いろいろ示唆に富んだ御高見を拝聴いたしました。いろいろ御説明も御答弁もいたしましたけれども、いろいろ御心配の点もいま御注意をいただきましたが、そういう点を十分注意をいたして、今回は機構改革の第一歩として矯正研修所を置くのでございますから、その点はあしからず御了承願いたいと思います。
○国務大臣(西郷吉之助君) ただいま議題となりました法務省設置法の一部を改正する法律案に対する衆議院の修正部分について、その趣旨を御説明申し上げます。 修正の内容といたしましては、本改正案中、中央矯正研修所及び地方矯正研究所を統合して、矯正研修所とする改正部分並びに宮城県塩釜市ほか四ヵ所に入国管理事務所の出張所を設置する改正部分につきましては、昭和四十四年四月一日から施行することとなっていたのでございますが
○国務大臣(西郷吉之助君) ただいま岡先生のおっしゃいましたこと、私もまことに同感でございまして、いま作業賞与金等も非常に低過ぎますので、受刑君を社会に出しましたときに持って出る金がわずかでございますために、社会に復帰させるといって出しましても、非常に金に窮してしまって再犯を犯すというような事例もありますので、いま監獄法の改正と同時に、受刑者が社会に出まして、すぐさま社会にほうり出されますると非常に
○国務大臣(西郷吉之助君) ただいまの作業関係の費用の問題ですが、岡先生のおっしゃるとおりで、私も就任いたしましてこの金額を聞きまして非常に驚きました。いまおっしゃるとおり一般社会と比べまして比較になりません低額でございますので、予算編成の際努力をいたしましたが、一度に上げることができませんでした。しかし非常に現実離れした低い金額になっておりますので、今後できるだけ早急に一般の水準に引き上げられるようにつとめたいと
○国務大臣(西郷吉之助君) 昭和四十二年度法務省一般会計歳入、歳出決算の大要を御説明申し上げます。 法務省主管の歳入につきましては、当初予算額三百十五億八千百六十九万四千円に補正予算額五十一億九千三百八万二千円が増加されましたので、歳入予算額は三百六十七億七千四百七十七万六千円となっております。 これに対しまして、収納済額は三百六十六億六千九十六万三千円であり、差し引き一億一千三百八十一万三千円
○国務大臣(西郷吉之助君) 公害罪についてお答えいたします。 この公害罪につきましては、国民の健康の保護という見地からいたしまして、積極的に取り組まなければならぬと考えますが、現在、御承知のとおり、刑法の全面改正を審議いたしております法制審議会におきましても、重要な立法上の課題の一つとして鋭意検討を急いでおりますので、私といたしましては、その答申を待って善処したいと考えます。(拍手)
○西郷国務大臣 御質問にお答え申し上げます。いま特定の国との出入国につきましてお尋ねがございましたが、そういう問題について阻止をしたり、交流を阻害したり、また第二点のお尋ねのようなものに対してある程度規制を行なうというような、さようなことは全く考えておりません。なお補足説明をいたさせます。
○西郷国務大臣 お尋ねの件でございますが、先ほどお答え申し上げましたとおりに、今回提案の主たるものは、この出入国管理制度の簡素化、在留管理の合理化の二点でございまして、その他いまお尋ねのような政治的にあれこれしたいというようなことは、毛頭考えておらないわけであります。
○西郷国務大臣 現在の出入国管理令は、御承知のとおり、最初ポツダム政令として制定されまして、制定以来今日まですでに十七年を経過しておりまするが、その間、わが国の国際的地位も相当高まりましたし、また最近における航空機の非常な発達で、わが国への出入国者は非常な激増の一途をたどっておるような現状でございます。しかしながら、現在の管理令を見ますると、当時今日ほど出入国者の多くない、しかも船舶による外来を中心
○西郷国務大臣 司法権の独立ということについては、もうあれこれ言うまでもなく厳然たるものであり、今後ともその権威を発揮するようにわれわれもつとめていかなければなりませんが、お尋ねの自由民主党の司法制度調査会ができたということでございますが、これは公党の立場から国政に参与する一環として、調査活動の一環として、政務調査会の中に司法制度調査会を設けて、そして司法制度全般について検討を加えていくということでございますから
○西郷国務大臣 ただいま刑事局長が答えましたとおり、当省といたしまして実情の把握につとめておる最中でございますので、その上で慎重に対処してまいりたいと思います。
○西郷国務大臣 ただいま民事、刑事局長からもお答えいたしましたが、いまお尋ねの点は非常に重要なことでございます。さっき川井刑事局長が申しましたとおりに、法務省としてもう少し時間をかけて実態の正確な把握ということを急ぎまして、その判断をした上で、いま中谷さんのおっしゃるような問題もさらに検討を加えていかなければならぬ。非常に大事なところでございますから、いま具体的にどうこうというのは、もう少し時間を拝借
○国務大臣(西郷吉之助君) やみ米の取り締まりについて、お答えいたしまするが、食糧管理法違反として、検察庁において受理いたしまする件数は、最近非常に減少してきておりまするが、その原因については、必ずしも的確につかんでおるとは申せませんが、一般的に申しまして、米の需給関係が、最近非常に緩和されてまいりましたので、軽微な違反の取り締まりは、これを避けまして、大口、悪質な者に対する取り締まりに重点を置いてきておる